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東京停電。

昨日の夜、嫁さんの実家のお父さんと酒を呑んでいて、すこしボーっとしながら目を覚ますと、首都圏大停電のニュースが流れていた。関係のない仕事をしているわけではないので愛知はなんでもないということを報告しながら、遠巻きにTVなど見ながら仕事がらみのことをした。作業して数時間後、復旧のニュースが流れ、手を止めて元の夏休みに戻った。その後、一息ついて3年前の記憶が一瞬甦った。「ブラックアウト」である。
「ブラックアウト」(the blackout)とは3年前にニューヨークで起こった大停電である。あの日は一日中停電し、皆徒歩で帰宅したり車で乗り合わせしたりした。日本ではちょうどblogというものが認知される少し前の段階だった。あの日もちょうど日本で言うお盆休みだった。
当時こんな記事を書いた。

一方で、ケータイはパーソナルであるがゆえに通常発信される情報もパーソナルで、通常は「非用件」つまり何か目的があっての連絡ではない「くだらない・たわいない」情報が多い。そうした中で、フィルタリングや情報の表現方法の議論はBlog以前にこれまでも行われてきた。
しかしどうだろう、ためる場所がきちんとしていれば「塵も積もれば」もありうることを今回のケースは教えてくれているような気がする。これは「分別回収をすると資源になる」というゴミの処理方法に似ている。

この記事はオカサカが災害でブログやモブログが使えると確信したその日の記事だった。
今朝の停電がひと段落した後、今日一日ずっと考えていた。「あれから実は何一つ変わっていないのではないか」。一人一人の人間から情報を吸い上げる仕組みが災害においては3年たった今も少ないことに気づいた。技術が進んでいるIT等の環境のすぐそばにいながら、これだけ変化がないのはかなり問題だ。

そういう時のための「受け皿」のシゴトは過去にもNPO活動でやっていたような気もするし、今の職場になっても随分やったように思う。でも足りない。
人間生活に密着して空気のようになるウェブの存在を「ウェブ2.0」と代名詞化されて久しい。それ系の技術や企画はかなり進み。いまや変わったことではなく当たり前のような存在になっている。このながれに「災害が起こったら**にポストするでしょ?あたりまえでしょ?」と言わしめる「災害情報の器」を組み込まなくてはいけない。
そう思ってイライラしながらコメダコーヒーでコーヒーをのみ、名鉄に乗り、東急ハンズで買い物し、三省堂で立ち読みをして、嫁のお父さんとまた酒を呑んだ。しかしオカサカのアタマの中にはその悔しさ以上に今日は何も残らなかった。オカサカは最近特に技術的に変わったことを考え出すことを要求されているような気がする。

Comments:2

松本ナンバー 2006年8月16日 14:49

この間にBBSからブログに情報投稿の受け皿が代わり、そしていまSNSへと変化していますね。
しかしもともと手紙でやり取りしていたのは顔が見えていた者同士。
それがネットを介することによって宛先・CCなどに多くの情報を同時配信できるようになり、結局「やっぱり誰でも彼でも入ってこれるのはねぇ...」と、元に戻ってきただけのことなのではないでしょうか?
要は情報がどこにどれだけ質の高い情報があるか、ではなく、情報は最も造詣の深い人の元に集まる、という当たり前の状況になっているだけのこと、と捉えれば本質が見えてくるのではないでしょうか?

keitoc 2006年8月17日 12:36

松本ナンバーさん、どうも。
>情報は最も造詣の深い人の元に集まる、という当たり前の状況になっているだけのこと
ええ、そういう気がします。結局技術が人間よりに進んだことで人間臭いネットが出来上がったのだと思います。結局「その情報なら**さんが知っている。その人を訪ねるなら**さんに紹介してもらいなよ」となっているんだと思います。何でしたっけ?世界の関連のない2人の間は7人で間が結ばれている_とかいう話があったかと思いますが、それを加速させるSNSはそれ自身が今後どういう威力をもつのか考えたいとおもいます。結局「世間って狭いねー」といってるだけのような気もしますが…。(~_~;)

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