- 2007年6月19日 00:15
- npo:市民活動とNPO
一部オカサカはシステム屋だと思われているが(事実そうなのかもしれないけど)実は福祉の出身。社会福祉士のコースに乗りかけたものの当時のバイトの影響で「今はデータベースの勉強がしたいんです」とわけのわからない理由で医療福祉と精神保健福祉の担当教員を説得してコースを脱線した。当時僕らの目の前にはまだ重油災害で盛り上がっていた「ボランティア元年」と、ゲイツさんが勝負をかけてきた「ナントカ95」という某OSと、介護保険のカウントダウンダウンだった。
当時大学の教員に「君らにはこれまでの福祉人とはちがうマネジメント能力を身につけてもらわなくてはいけない」と随分脅された。そんな中、新規参入してくるベネッセやニチイ学館、コムスンのインパクトたるやすごい勢いだった。「もう市民運動みたいなソーシャルアクションをやってお上に陳情するようなスタイルで物事をすすめなくても、福祉はいっぱしのビジネスになるんだ。」と期待もした。
その後NPOなんぞに勤めてソーシャルベンチャーのようなものをかじり、ビジネスモデルなんかも稚拙ながら考えてたこともあった(でも俺センスないなぁと今でも思う)。当時のNPOの代表が「俺は介護保険以外のNPOのビジネスモデルを作りたい」とたまに話をしていたのを思い出す。逆に言うと介護保険モデルはNPOにとってそのくらい定石の揺るぎない事業モデルだった。
でもどうやら今の介護保険はNPOは儲けられても企業は儲けられない仕組みのようだ。コムスン問題が一部だがそれを示したような気がする。年々介護保険の保険点数のテーブルは人件費の安い3級ヘルパーでの点数をどんどん削ってしまっている。あの会社だって「不正請求」と言われた総額を見ると3級でやったのを2級や1級でやったとごまかした程度なんじゃないかと思えてしまう。かなり乱暴な言い方だがそもそも制度そのものがどんなに企業努力しても儲からない仕組みにいつの間にかなってしまったのではないか。2000年のあの時の介護保険はビジネスとしても、ソーシャルベンチャーとしても、もう少し夢があったような気がする。
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