- 2009年7月27日 18:02
- ithink:思考
この記事は数日前に掲載されたtwitter秘密文書公開ー「地球の鼓動を伝えるプラットフォームを目指す」TechCrunchを見て影響されたもの。
では、まず2009年2月25日に行われた基本戦略に関する会議のメモからみていこう。この会議では「ユーザー10億人を獲得する世界初のウェブ・サービスとなる」という非常に野心的なゴールが設定された。メモはブレット・マークを先頭につけた短い文章から成っており、これ自体Twitterメッセージ風だ。「・10億のユーザーがいれば、Twitterは地球の鼓動そのものになる」。ちなみにこの会議で共同ファウンダーのStoneはTwitterの本質について触れ、「〔新しい情報の〕速報システムというより、むしろ〔複雑にネットワークされた〕神経系と考えたい」と発言している。
「〔新しい情報の〕速報システムというより、むしろ〔複雑にネットワークされた〕神経系と考えたい」という行が妙にひっかかった。
巷にネットが普及する少し前の頃、友人が大学で「感覚器の外化」について勉強していると話していたのを思い出した。もちろん概念の話で、感覚器とは目耳鼻口のあたり、外化とはたとえば携帯電話が普及して、口と耳の動作(=会話)が遠くの人ともできるようになったとか、そういう話だ。
オカサカはその後、福祉の大学に入って障がいをもった学生と一緒に活動したり、精神保健福祉の勉強をしたりして、なんとなく感覚器や神経、それによる動作など意識にするようになった。一方で、災害救援の活動から「悲鳴をオンラインにつなぐ」ということがどれだけ大切で貴重なことかを知った。
で、いまやtwitter。
はじめて間もないが、自分の発言を含め、いかにひとりの人間がいろんなことを考えて、自分の中で矛盾していて、個々の思考が小さくて、それ自体はたいした話ではない_ことが感じ取れている。貴重なのはそれが多人数によってシェアされていることと、文字になって残ることだ。小さなブロックの組み合わせをいままで自分のアタマの中だけでしていたものが、他人のブロックも使えたり、自分のブロックが他人の思考に使われたりすることがtwitter上では実際に起こっている。
ネットを介さない状態でこんなことがもし起こっていたらそれは統合失調症の症状になってしまう。今はそんな病気のようなことも、フツーの人がネットを介して正常なこととしてやってのけているし、やっても人格が崩壊したりしない。
そういう意味でtwitterは革命的なことだ。僕らはそろそろ感覚器だけでなく神経そのものをネットワークしつつある。
そこから何が生まれて、何が消えていくんだろう。
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